夢の話3

こないだ見た夢の話。

 

 

 

私はどこかの外国にいた。

家族と共に旅行しているようだった。

空港のようなところでたくさん遊んで

次は船に乗った。

 

船はボートでジャングルを巡り

魚を釣る船だったように思う。

 

船長が竿を出し、しばらくたって

信じられない大きさの魚が釣れた。

しかし、そいつは暴れ回り逃がしてしまった。

 

その時はまだそれが重大なミスだと

誰も気付いてなかったのだ。

 

船が急に揺れる。尋常じゃないほどに。

 

するとさっきの魚が現れた。

 

デカイ口にはたくさんの牙が生え

人をバリバリ食べて襲っているのだ。

 

私は怖くなった。死ぬと思った。

 

必死で逃げ切り、陸地におりた。

魚の逆鱗に触れたのか、

川は穏やかな流れではなくなり

濁流となっていた。

 

誰かが言った。

『このマンホールの下に抜け道がある

ここから地下に逃げましょう。』

 

私はすごく嫌だったから

最後まで抵抗していた。

 

先におりた人の悲鳴が聞こえる。

私の心臓は夢の中とは思えない程に

バクバクバクバク鼓動が早い。

 

地下で何があった??

 

私はおりた。

 

どうやらこの地下にもあの魚がきたようだ。

 

 

『お前のせいだ!お前が早く来ないから

また人が犠牲になった!』

 

私はひどく怒られた。

 

 

ふと目を横に向けると扉がある。

 

『ここから逃げよう』

 

私は生き残った人にそう言った。

 

 

私の家族はもうどこにもいなかった。

 

怖い、怖い、怖い、怖い、怖い。

 

この時の私は恐怖に支配され

どうしたら助かるのかしか頭になかった。

 

 

 

扉を開けると階段があり、上に登れるように

なっていたので登っていった。

 

8階に登った時に外が見れた。

 

あの川は濁流となり周辺の建物や村

全てを飲み込み跡形もなくなっている。

 

魚がいる。

大きな魚。

 

目が合った気がしたのだ。

 

その魚は私のほうに進んできた。

 

 

ヤバイ

こっちに来る

 

 

私は階段を駆け上がった。

 

10階に辿り着いたら、何やら作業している

人達がたくさんいるではないか!

 

『何してるの!?早く逃げなきゃ!!』

 

私はそう叫んでいた。

 

『お前こそ何してる?ここは会社。

勝手に入っていい場所じゃない』

 

髭の生えた偉そうなおじさんがそう言った。

 

なんと、そこはハチミツ製造会社だったのだ

 

(笑)

 

なんで?(笑)(笑)

 

 

 

すごい轟音が響いた。

 

魚だ。

魚が壁を破壊し、入ろうとしている。

 

 

なのになぜか誰も逃げない。

 

 

 

『心配するな、あいつはハチミツ嫌いなんだ』

 

 

 

ハチミツのニオイを嗅いだ魚は

瞬く間に逃げ帰って行った。

 

 

 

どうして?

ハチミツが嫌いなのもっと早く知ってたら

あんなにたくさん人が襲われる事もなかった

 

 

 

 

楽しかったはずの旅行。

どうしてこうなった???

 

私は怖くて震えた。

 

ずっと自分を見ていたが、

見てる私も怖かった。

 

久しぶりに

 

『早く目覚めて自分!!!』

 

って思った夢だった。

 

 

 

 

 

結局終わりは曖昧だったけど、

この世はでっかい宝島

そうさ、今こそアドベンチャー

みたいだったな。笑

 

 

 

 

ありがとう、私の脳よ。